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ずっと使えるFXチャート分析の基本(田向宏行著)

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りすた君の感想
読みやすさ
4
テクニカル分析
5
ファンダメンタルズ分析
1
リスク管理
2
メンタル
2

前回紹介した「株式トレード 基本と原則(マーク・ミネルヴィニ著)」が全投資家必見の名著だとしたら、本作はテクニカルトレーダー必見の名著だと思います。

本著では、「チャートとは何か」「ローソク足の意味」「値動き」「四本値」「ダウ理論」「レンジブレイク」etc… テクニカルトレーダーにとっては基本的な事ではありますが、一つ一つを丁寧且つ深く、見事な解説をしてくれます。「なるほどぉ〜」と何度も頷きました。

なぜ株価が上下するのか?高値安値を更新するという事は市場参加者はどういう状態になっているのか?・・・本書の内容は「一見とても易しく感じるかもしれませんが、本質を理解しようとすればする程、難しく感じてきます」それはまさしくテクニカル投資の醍醐味と似通っているかもしれません。

本著の手法は「多数派についていく」「レンジブレイクに乗っていく」といった正攻法かつシンプルなものではありますが、より深いレベルでチャートを考察しており、気づきを沢山得られます(「シンプルかつ深い考察」という視点は凄腕投資家テスタさんの発言も近い部分がある気がします)

ローソク足が2本並んでいたとして、それだけで4つの情報が読み取れると本著では記されてます。
・「高値更新、安値切り上げ」
・「高値更新、安値更新」
・「安値更新、高値切り下げ」
・「高値も安値も更新せず」

本著を読んでいただきたいので詳しくは解説しませんが、たかがその4パターンからでも、その後の値動きを考察する事が出来ると本著では記されております。私が本著を知った時には、そこそこテクニカル投資については自信があったつもりでいたのですが、本著の読了後、チャートの「値動き」についてさらに意識をするようになった気がします。

相場は値動きがすべて」本著を繰り返し読んでいただければ、その意味が理解出来てくるかもしれません。また、本著はFXだけではなく株でも当然再現可能です。投資の難しい所は「なぜ上がったかについて」の答えが三者三様である時があります。SNSなどで投資家達は「なぜ値が動いたか」についてそれぞれ深い考察を展開しあっていますが、本著では「単純に需要と供給のパワーバランス(売り手が多いか買い手が多いか)」である為「多数派についていく」との事です。テクニカル投資の基本ですね。

本著の内容は、日々忙しい方にもオススメ出来る内容となっております。レンジ内で推移しているときは取引せず、日足メインでレンジブレイクするタイミングに、(約定ではなくinの)逆指値をセットしておくという手法は、1日数回見れば良いので、普段忙しい会社員の方にぜひともオススメの手法です。

本著はボリュームや内容的にも、そこまで読むのに時間がかからないとは思いますが、初心者だけではなく、上級者にも是非読んでいただきたい一冊です。

りすた君

とても好きな本です。投資関連の本は数百冊持ってますが、本著は繰り返し読んでるからか、ボロボロになっている事に先日気づきました(そして新品を買い直しました)

【投資格言】
世界最強のテクニカル指標探し(聖杯探し)をして
時間と資金を無駄にするより、ひとつのテクニカル指標を
じっくり長期間使って、使いこなせるようになる事が
トレーダーの成長には有益なのです。
by 田向宏行

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