株式トレード基本と原則（マーク・ミネルヴィニ著）

2022年10月3日2023年9月25日

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	りすた君の感想
読みやすさ	2
テクニカル分析	4
ファンダメンタルズ分析	4
リスク管理	4
メンタル	4

まず始めに紹介したいのが、本作品です。
始めに言っておかないといけない事があります。。。

投資本の名作は高い！そしてメルカリにもなかなか出回らない！（泣）

4180円という価格で躊躇してしまうかもしれませんが、本作はオススメの一冊です。
今振り返ると「投資でその後のリターンが増える」と思えば、安い買い物でした。

まずはミネルヴィニについて簡単なプロフィールから説明すると、ミネルヴィニは貧しい家庭の出身で中学校を中退している苦労人です。ミネルヴィニは投資の世界に魅せられ数千ドルを元手にスタートするものの、6年間は全く資金が増えなかった。それでも猛勉強の末に、資金を増やし始めると1995年〜2000年までの5年間で33000％のリターン(年平均220%)という驚愕の利益を生み出し、現在もtwitterで情報を発信し続けているキャリア30年以上の現役トレーダーです。その腕は現在も健在であり、2021年に参加したトレーダーの全米大会「USインベストメント」で見事１位に輝いております（※1億6千万円(1.2mil)⇨3億6千万円(2.77mil) ）

そんな生ける伝説ミネルヴィニが残した本作は、ミネルヴィニシリーズの中でも、タイトルの通り「投資家としての基本と原則」が書かれており、何を考え、どういう時に売り、どういう資金管理を行えば良いか、ファンダメンタル・テクニカル両面を網羅されており、全投資家必見の一冊だと思います

「常に一貫して勝ち続けている」これこそ投資家として一番評価されるべきポイントであると思います

「一貫して勝つために必要な金言」が本書には存分に詰まっております。りすた君のブログでは「初心者〜中級者向けのテクニカル投資」について解説していた為「より分かりやすく」をモットーに個別銘柄についての言及はしておりませんが、本書では上昇相場開始時に新たに生まれる「先導株」についての解説であったり、「50：80ルール」（長らく相場を引っ張ってきた先導株が大天井をつけたら、それが80％下げる確率が50%であり、それが50%下げる確率は80%」という、にわかには信じられないような内容についての解説がありますが、現実世界では繰り返し起こってしまうから恐ろしい。

最終章「トップトレーダーの思考法」では、ミネルヴィニが尊敬しているパフォーマンスコーチのジャレク・ロビンズとの対談も記されている。あれだけ話し好きなミネルヴィニが一貫して聞き手にまわっているあたりが少し奇妙だが、ミネルヴィニはメンタルについての重要性を語っている。前向きな精神状態がトレードでは不可欠である事を最終章で解説している。

本書を読んてミネルヴィニについて興味が出てきたら、Twitterのフォローもオススメです。
ミネルヴィニは相手がどんな大物投資家であろうと、間違っていると思う事はズバッと指摘するあたりはとても痛快です。